ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2020年7月20日_記事番号:T00091109
鉄鋼最大手、中国鋼鉄(CSC)は17日、9月の域内販売価格を発表し、1トン当たり300~500台湾元(約1,100~1,800円)、平均1.49%引き上げた。国際鉄鋼市場は回復基調が続いているが、最近の台湾元上昇による川下の輸出受注悪化を考慮し、小幅な値上げにとどめた。18日付経済日報が報じた。
▽熱延鋼板▽熱延(再圧延用)▽熱延(一般用)▽冷延(一般用)▽溶融亜鉛めっき鋼コイル──は1トン当たり300元、電磁鋼コイルは500元引き上げた。
CSCは、欧州で急速に鉄鋼市場が回復しているほか、日本からの輸出価格が1トン当たり20米ドル、韓国の国内価格が25米ドル上昇したと指摘。中国では自動車市場の回復やインフラ建設により、鉄鋼価格が最近の最高値を記録したと説明した。
10月より翌月価格発表へ
またCSCは、10月より翌月の鉄鋼価格を発表すると説明した。これまでは例えば、7月に9月分の価格を発表するように、翌々月の価格を発表していた。これにより、国際市場の動向により近い価格設定が可能となる。
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