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カルフールのウエルカム買収、「公平会審査を楽観」


ニュース 商業・サービス 作成日:2020年7月21日_記事番号:T00091133

カルフールのウエルカム買収、「公平会審査を楽観」

 仏カルフール(家楽福)によるスーパーマーケットの恵康百貨(ウエルカム台湾)の買収に関し、食品・小売り大手の統一企業(ユニプレジデント・エンタープライゼズ)がカルフールの台湾法人、家福(PresiCarre)に出資していることから、市場独占を懸念する声が上がっていることについて、家福の王俊超総経理は20日、統一グループの持ち株比率は40%にとどまり、今回の買収計画については投票を棄権したと説明。公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)での合併案の審査にはまだ時間がかかるが、今後を楽観していると述べた。21日付経済日報が報じた。

 6月初め、仏カルフールは香港系小売り大手のデイリー・ファーム・インターナショナル・ホールディングス(牛奶国際控股)から、傘下のスーパーマーケットのウエルカム(頂好)と高級スーパーマーケットのジェイソンズ・マーケット・プレイスの台湾事業を9,700万ユーロ(約120億円)で買収すると発表しており、年内の買収完了を見込む。

より新鮮なサバヒー販売

 カルフールの台湾法人は20日、サバヒー(虱目魚、ミルクフィッシュ)加工大手、洽通実業と提携した製品を自社ブランド「家楽福厳選」で販売すると発表した。サバヒーは同店の魚部門で売れ筋2位。完全なトレーサビリティー(履歴管理)、新鮮なうちの加工、マイナス40度の急速冷凍技術などで品質の差別化を図る。