ニュース 電子 作成日:2020年7月23日_記事番号:T00091174
サーバー業界関係者によると、電子機器受託生産大手の仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は、顧客のデルからの来年のサーバー受注が拡大するもようだ。コンパルはノーコメントだ。23日付電子時報が報じた。
電子時報系の市場調査機関、デジタイムズ・リサーチによると、デル向けの第2四半期サーバー受託生産では、英業達(インベンテック)が3割以上を出荷し、続く緯創資通(ウィストロン)と鴻海精密工業が約3割を占めていた。コンパルによる来年のデル受注拡大は3社にとってマイナスだ。
業界関係者は、クラウドコンピューティング市場の成熟でサーバー需要が減速していたところ、今年は新型コロナウイルスでテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)やオンライン学習向け需要が増えたため、サーバーのODM(相手先ブランドによる設計・生産)からの直接出荷が増えていると指摘。サーバーブランドのデルは生産委託先にコンパルを加え、生産コストを削減し、市場競争力を向上する狙いがあると分析した。
市場調査会社、IDCの統計によると、デルは今年第1四半期のサーバー出荷台数が47万4,000台で前年同期比8%減、市場シェアは18.4%だった。サーバーの売上高は34億7,000万米ドルで13%減だった。
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