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ねじの上半期輸出、金融危機以来最低に


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2020年7月23日_記事番号:T00091183

ねじの上半期輸出、金融危機以来最低に

 ねじの上半期輸出量は68万7,700トンで、前年同期比14%減だった。輸出額は19億7,900万米ドルで前年同期比14.7%減と、世界金融危機以降で同期の最低を記録した。台湾螺絲工業同業公会(螺絲公会)の蔡図晋理事長は、最大の市場である北米の新型コロナウイルス感染症流行が依然収束していないこと、欧米の自動車産業の工場操業停止で需要が低下したことが主因と説明した。23日付工商時報が報じた。

 輸出先別では、▽英国、前年同期比32%減▽ドイツ、21.3%減▽北米、10.9%減──だった。一方、中国向けは10.2%増だった。蔡理事長は、一部のねじ工場の生産ライン停止による転注が原因と分析した。

 6月の輸出量は11万トン近くで、前年同月比17%減だった。輸出平均単価は1トン当たり2.88米ドルで、前年同期比0.28%下落した。

 蔡理事長は、徐々に受注が入っており、10月から徐々に好転すると予測した。