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富邦人寿、王朝大酒店の土地・建物取得


ニュース 建設 作成日:2020年7月23日_記事番号:T00091187

富邦人寿、王朝大酒店の土地・建物取得

 富邦金融控股(富邦金)傘下の生命保険大手、富邦人寿保険は22日、台北市松山区の王朝大酒店(サンワールドダイナスティホテル)の土地と建物を268億台湾元(約980億円)で買収した。富邦人寿は今後、ビル全体を元所有者の米サンライダー社にリースバックすることで利益を得る考えで、投資利回りは年間2%以上と見込む。23日付工商時報が報じた。

 王朝大酒店の土地面積は9,999平方メートル、建物の延べ床面積は9万5,202平方メートル。同物件について富邦人寿は、台北小巨蛋(台北アリーナ)や台北体育館に近く、周辺エリア内に国際ホテルや百貨店などショッピング施設、オフィスビルが林立しており、経済活動が活発な上、交通の便も良いと説明した。

 王朝大酒店は1983年に「環亜大飯店」の名称で開業。その後、サンライダー社の創業者で台湾出身の陳得福氏が2006年に70億元で取得した。しかし、中台関係の冷え込みによる中国人観光客減少を受け、陳氏に売却意向があるとの観測が伝えられていた。