ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2020年7月27日_記事番号:T00091223
中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は24日、8月の台湾域内向け製品価格を▽熱延と溶融亜鉛めっき、1トン当たり500台湾元(約1,800円)▽冷延、300元──引き上げると発表した。9月の輸出向けも地域や製品に応じて20~25米ドル値上げする。25日付工商時報が報じた。
同社の劉敏雄董事長は値上げの主な理由として、欧米、中国、日本、韓国、東南アジアなど主要国・地域の製造業購買担当者景気指数(PMI)が回復傾向にあること、中国で長江流域での洪水被害の復興作業やインフラ建設再開による需要が期待できることを挙げた。また、台湾域内でも経済振興施策や、大型インフラ整備計画「前瞻基礎建設計画」による公共事業の加速で、鉄鋼需要が引き続き高まり、川下の受注状況が安定すると見込まれることから、価格を適度に引き上げたと述べた。
川下メーカーは、値上げ幅が事前の予測とほぼ一致しており、原材料コスト増加を製品価格へ適度に反映すると説明した。
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