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《新型肺炎》ダイナバックスとメディゲン、新型コロナワクチン開発へ


ニュース 医薬 作成日:2020年7月27日_記事番号:T00091225

《新型肺炎》ダイナバックスとメディゲン、新型コロナワクチン開発へ

 海外メディアの報道によると、米ワクチン・免疫賦活剤(アジュバント)業者のダイナバックス・テクノロジーズは23日、台湾ワクチン大手の高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)と新型コロナウイルスのワクチンを共同開発すると発表した。27日付工商時報が伝えた。

 ダイナバックスとメディゲンの陣営は米国立衛生研究所(NIH)と戦略提携し、新型コロナウイルスのワクチン開発に参入。来年上半期の販売許可取得を目指す。

 ダイナバックスはこれまでに感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)、オーストラリアのクイーンズランド大学、カナダのメディカゴ、フランスのバルネバなどと新型コロナウイルスワクチンの開発で提携している。

 免疫賦活剤はワクチンと組み合わせ、免疫反応を強化する役割がある。ダイナバックスが開発した免疫賦活剤「CpG1018」は米食品医薬品局(FDA)が唯一販売を認可しているDNA免疫賦活剤で、体内で「TLR9」と呼ばれる「トル様受容体」に作用し、強力な「Th1」細胞免疫反応を引き起こす。Th1細胞免疫反応は新型コロナウイルスのワクチン開発の手掛かりとして注目を集めている。