ニュース その他分野 作成日:2020年7月27日_記事番号:T00091234
台湾経済研究院(台経院、TIER)が24日発表した景気動向調査によると、6月の営業気候観測指数は▽製造業、89.98ポイント(前月比3.95ポイント上昇)▽サービス業、91.7ポイント(3.14ポイント上昇)▽建設業、98.78(4.18ポイント上昇)──と、いずれも大幅に上昇した。製造業と建設業は2カ月連続、サービス業は3カ月連続の上昇だった。サービス業と建設業は年初来の最高を記録した。25日付工商時報が報じた。
台経院景気預測中心の孫明徳主任は、世界的な新型コロナウイルス感染症の流行はまだ収束していないが、各国・地域で経済活動が再開し、政府による大規模な経済政策や通貨政策が下支えしており、実体経済の各種指標は明らかに改善していると指摘した。
製造業のアンケート調査では、6月の景気が良いと回答した企業は27.7%で前月比1.4ポイント上昇した。▽化学工業▽鋼鉄基本工業▽プラスチック・ゴム製品業──は、良いと回答した企業の方が多かった。悪いと回答した企業は31.2%で6.1ポイント下落した。
今後半年間の景気見通しが良いとの回答は21.3%で前月比16ポイント下落し、悪いとの回答は26.6%で4.6ポイント上昇した。横ばいと回答した企業が多かった。孫主任は、新型コロナウイルスにより打撃を受けた機械、石油・化学など従来型産業は需要が回復しつつあるものの、米中貿易戦争の再燃で、今後半年間の楽観見通しは困難と指摘した。
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