ニュース 医薬 作成日:2020年7月29日_記事番号:T00091269
医療用マスク台湾大手、中国衛生材料生産中心(チャイナ・サージカル・ドレッシングス・センター、CSD)の張豊聯総経理は28日、1億台湾元(約3億6,000万円)を投じて彰化工場の拡張を行うと表明した。同社のカラーマスクが市場に並ぶとすぐに売り切れる状況となっているためだ。新工場は来年8月の稼働を予定しており、CSDの日産能力は現在の70万枚から250万枚へと、約3.5倍に増強される。29日付経済日報が報じた。
同社を28日訪問した蔡英文総統(中)。同社は今年、双十節(辛亥革命記念日)式典準備委員会の要請を受け、記念マスク1万5,000枚を提供する(28日=中央社)
CSDは、約5年前にカラーマスクの生産を開始し、これまでに30種類以上の商品を発表した。今年1月にはドイツのベルリンで開かれたファッションウィークでショーも行った。
台湾での新型コロナウイルス感染症流行の収束を受けた自由販売解禁後に同社のカラーマスクが市場に並ぶと、人気が爆発的に高まり売り切れが相次いだ。
張徳成営運長によると、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行に収束の見通しが立たない中、同社は現在、▽米国▽カナダ▽欧州▽オーストラリア▽日本▽韓国▽シンガポール──など世界中から調達に関する問い合わせを受けていると明かした。ただ、台湾政府による一定量のマスク買い上げが続いているため、当面は台湾向けが主体となる。
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