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上半期の建物所有権移転件数、相続のみ増加【表】


ニュース 建設 作成日:2020年7月29日_記事番号:T00091270

上半期の建物所有権移転件数、相続のみ増加【表】

 内政部の統計によると、上半期の建物移転件数(建物の所有権移転登記件数)のうち、相続による移転件数は2万9,700件と前年同期比5.3%増加した。一方、売買、競売、贈与による移転件数はいずれも減少した。29日付工商時報が報じた。

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 売買による移転件数は14万300件で、前年同期比1.9%減少した。新型コロナウイルス感染症流行、世界同時株安の影響を受け、2016年から続いていたプラス成長からマイナスに転じた。

 競売による移転件数は2,453件で、前年同期比3.4%減少した。低金利が続く中、優良物件の供給が少なかった。

 贈与による移転件数は2万3,200件で、前年同期割れとなった。

 住商不動産企研室の徐佳馨経理は、都市圏の住宅価格が高止まりし、低金利も続いていることなどから、売買、競売による移転は伸びにくいと指摘。また、相続、贈与による移転では、税負担が小さく、人間関係のトラブルも少ない相続の方が主流になっていると説明した。