ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国から不審な培養土届く、農委会が警戒呼び掛け


ニュース 社会 作成日:2020年7月29日_記事番号:T00091275

中国から不審な培養土届く、農委会が警戒呼び掛け

 先日、注文した覚えのない、「植物培養土」と記された商品が中国・上海から送られてきたとの報告が市民から行政院農業委員会(農委会)にあり、同会動植物防疫検疫局(防検局)が28日に検査したところ、重量2.2キログラムの培養土であることが判明した。検疫に合格していない培養土は輸入できないため、廃棄処分された。29日付自由時報が報じた。

/date/2020/07/29/14soil_2.jpg中国から送られてきたとされる培養土。同局は、土壌は非常に危険性の高い検疫対象物だと指摘した(同局リリースより)

 同局は、土壌には病原菌や害虫が存在している可能性があり、疫病、虫害の原因になりかねないとして、不審な商品を受け取った場合は使用せず、同局に報告するよう呼び掛けた。

 同局の陳子偉組長は、来歴不明の土壌を受け取ったという報告は今年初めてで、以前もめったになかったと指摘。また、米国で起きているような、正体不明の種子が送られてきたというケースは報告されていないと明らかにした。

 米国の各州では最近、注文した覚えのない種子が入った郵便物が届いたという報告が住民から相次いで寄せられている。中国から発送されているとみられ、州当局が侵略的外来種の可能性もあるとして警戒を呼び掛けている。