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新卒者の就職活動、新型コロナで消極化


ニュース その他分野 作成日:2020年7月29日_記事番号:T00091285

新卒者の就職活動、新型コロナで消極化

 労働部労働力発展署(労発署)が運営する就職・求人ポータルサイト「台湾就業通」のまとめによると、6月の新規求職登録者数は6万7,147人で前月比2,956人(4.2%)減少した。新型コロナウイルスの影響で、同月に卒業した新卒者が就職活動に消極になっているようだ。29日付経済日報が報じた。

 労働部は、今年の新卒者(15~29歳)を対象に、6月15日~9月30日に就職し、同一の職場における在職期間が90日を経過すれば2万台湾元(約7万2,000円)、180日を経過すればさらに1万元を支給する就業促進制度を導入している。しかし、労働部が想定する支給者数8万人に対し、現時点での登録者は約3万人にすぎない。

 労働部は、企業が若者を月2万8,000元以上の賃金で雇用すれば、在職期間が3カ月を経過するごとに2万元を支給する制度(最長12カ月)の導入も計画している。

 労働部の統計によると、依願退職以外の退職者に支給される失業給付の初回給付認定件数が6月は1万2,273件で、前月比約10%減、前年同月比122.4%増だった。