ニュース
食品
作成日：2008年7月28日_記事番号：T00009129
賽亜基因、遺伝子検査キットで豪企業と提携
遺伝子検査キットを生産する賽亜基因科技（ビタ・ジェノミクス）は25日、オーストラリアのＧＩＣＥライフ・サイエンシズと共通ブランド「ヒューマニクス678」の開発を進めると正式に発表した。遺伝子検査キットの応用範囲を健康管理市場などにも拡大していくことが狙いだ。26日付工商時報が伝えた。
両社は既に今年３月から共同開発に着手しており、賽亜基因は中華圏で、ＧＩＣＥはその他海外市場での販売を担当する。既にオーストラリアのベンチャー投資会社から100万米ドルの投資を受けているという。
ヒューマニクス678は現在、オーストラリア、北米、タイ、マレーシアの医療機関との提携関係を結んでいるが、今後は健康管理関連の企業とも連携し、一般消費者への浸透を図っていく。
賽亜基因の陳奕雄総経理は「設立から７年余りになるが、当初は研究開発に集中していた。今年は民生分野への進出を図る。これは大きな一歩だ」と述べた。
