ニュース 電子 作成日:2020年7月30日_記事番号:T00091292
IC設計大手、聯発科技(メディアテック)は27日、ロビー活動を担当する政府事務部門副総裁に米商務省元職員のパトリック・ウィルソン氏を起用した。米中関係悪化で主要顧客の中国・華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)が苦境に立たされる中、状況打開を目指す狙いがあるとみられる。30日付経済日報がブルームバーグ電などを引用して伝えた。
メディアテックの宿文堂・副総経理兼法務長は、ウィルソン氏はメディアテックに提言を行い、世界の半導体業務など重要な議題で会社のために意見を主張することになると説明した。
メディアテックは詳細を説明していないが、ウィルソン氏起用の背景には、米国の産業政策動向を正確に把握するほか、米半導体業界団体との連携を深める狙いがありそうだ。
ウィルソン氏は最近まで米商務省商務連絡事務室の主任を務め、米中貿易摩擦ではファーウェイ対策や中国ディスプレイ企業などの監視に当たっていた。また、米国半導体工業会(SIA)でロビー活動責任者を務めた経歴がある。
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