ニュース 社会 作成日:2020年7月30日_記事番号:T00091300
いわゆる従軍慰安婦問題の展示施設として、2016年に台北市大同区の大稲埕地区に開設された「阿嬤家和平・女性人権館」の運営が行き詰まり、施設の賃貸期間が切れる11月10日で閉館されることが決まった。人間服報(電子版)が伝えた。
同施設を開設した台北市婦女救援基金会(婦援会)の廖英智董事によると、開館1年目には2万人以上が訪れ、募金も多く集まったが、2年目以降は慰安婦問題が話題に上ることが少なくなり、来館者が減少。毎年300万~400万台湾元(約1,100万~1,400万円)の赤字を計上し、銀行融資で運営を続けてきた。
婦援会の杜瑛秋副執行長は「台湾には慰安婦約1,200人がいたが、次々と亡くなり、今は2人を残すだけとなった。慰安婦問題が台湾で注目を集めなかったことも募金減少の一因だ」と述べた。婦援会は今回の施設閉鎖を「一時的」なものと位置付けており、現在移転再開先を模索している。
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