ニュース 石油・化学 作成日:2020年7月30日_記事番号:T00091307
コカ・コーラボトラーズジャパン(CCBJI)は29日、化学繊維台湾大手の遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー)が新開発したケミカルリサイクル手法による再生PET(ポリエチレンテレフタレート)原料を使用したペットボトルの製品化に向け、両社で共同プロジェクトを開始したと発表した。年内の日本での試験販売、数年後の商業化を目指す。
同プロジェクトでは、再生PET樹脂の原料の一部を遠東新世紀が新開発した「トップグリーンケムサイクル」手法により世界で初めて製造する。使用済みペットボトルを化学的にPET樹脂の主原料の一つ、再生高純度テレフタル酸(rPTA)にまで変換するため、一般的な中間原料に戻す手法に比べ、化石燃料から新しく作るバージンPET樹脂に近い品質の再生PET原料の製造が可能だ。
コカ・コーラボトラーズジャパンは、日本コカ・コーラとボトラー各社から成る日本のコカ・コーラシステムが、2025年までに全てのペットボトル製品にサスティナブル(持続可能な)素材を使用する目標を掲げていると説明。遠東新世紀の革新的なプロセスを試験運用し、商業規模のPET樹脂ケミカルリサイクルプロセスの確立を支援すると説明した。
商業化後には、使用済みペットボトルのほか、ポリエステル素材のラベルなどを原料として使用することも視野に入れている。
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