旅行会社大手、鳳凰国際旅行社（フェニックス・ツアーズ・インターナショナル）は31日、緊急会議を招集し、８月からの人員削減実施を決定した。初期計画によると、営業部門などの40人、従業員全体の13％を削減する。１日付工商時報が報じた。
新型コロナウイルス感染症の流行以降、上場・店頭公開している旅行会社が人員削減をするのは、五福旅行社（ライフ・トラベル＆ツーリスト・サービス）に続いて２社目となる。海外団体旅行の催行・受け入れが制限されているほか、交通部観光局の補助が８月中旬で終了するため、人員削減を実施する旅行会社は今後も増えそうだ。
鳳凰国際旅行社の卞傑民総経理は、最近域内旅行市場が好調だが、それだけでは経営が困難である上、政府の支援も長期的ではないと指摘。企業は自力で実力と競争力を維持するしかないと述べた。
