ニュース 政治 作成日:2020年8月3日_記事番号:T00091356
陳菊・前総統府秘書長が1日、監察院長に就任した。陳氏は、監察院長が最後の公務になると表明した。2日付聯合報などが報じた。
陳菊氏(右)は1日、前任の張博雅氏(左)から監察院長を引き継いだ(1日=中央社)
陳氏は同日発足した監察院国家人権委員会の主任委員も兼任する。
蔡英文総統は、国家人権委員会の発足は台湾の人権保障におけるマイルストーンだと表明した。
一方、国家人権委員会は、立法院での監察法改正が済んでいないため、法的根拠を欠いたものとなっている。これについて陳氏は、次期立法院会期での改正法案成立を目指したいと述べた。
また、三権分立体制への移行に向けた監察院、考試院の廃止が議論されていることについて陳氏は、三権分立へ移行するには立法院で憲法改正案を可決する必要があり、ハードルは高いが、立法院と社会全体で十分なコンセンサスが得られるならば、喜んで成り行きを見守ると表明した。
立法院国民党議員団の林為洲総召集人は、今回の監察院長、監察委員の人事は合法性に疑念があるとして、今週中に憲法解釈を申し立てると表明した。
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