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《新型肺炎》新型コロナ感染8人増、うち1人は感染経路を調査中【図】


ニュース 社会 作成日:2020年8月3日_記事番号:T00091361

《新型肺炎》新型コロナ感染8人増、うち1人は感染経路を調査中【図】

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は1~2日、計8人の新型コロナウイルス感染を新たに確認し、うち7人は海外で感染したとみられる輸入症例で、他1人のベルギー人技師の20代男性(第469例)は感染経路を調査中と発表した。2日までにベルギー人技師の濃厚接触者310人全員の検査サンプルを採取し、核酸増幅法のPCR検査で109人の陰性を確認した。3日より抗体検査を行う。3日付聯合報などが報じた。

/date/2020/08/03/18covid_2.jpg台中市政府環境保護局(環保局)は1日夜、ベルギー人技師が訪れた市内のバー2軒の消毒を行った(2日=中央社)

 指揮センター指揮官を務める衛生福利部(衛福部)の陳時中部長は2日、ベルギー人技師は海外で感染した輸入症例の可能性が高いが、専門家の判断に任せると述べた。荘人祥報道官は、海外からの入境者は症状があれば検査を行っており、入境後14日間の外出制限「居家検疫」終了後の全面検査はこれまで通り実施しない方針と説明した。

 指揮センターなどによると、ベルギー人技師は、3月第2週にベルギーで味覚障害の症状を訴えていた。5月3日に台湾に入境、防疫ホテルで検疫を受けた後、5月21日~6月18日に彰化で就業した。報道によれば、洋上(オフショア)風力発電産業で働いている。6月19~29日は台北に滞在し、6月30日に台湾高速鉄路(高鉄)で彰化に戻った。休日には台北のバーを訪れたり、台中や宜蘭などを旅行や友人訪問のために訪れたりした。トレーニングジムや複数のホテルに滞在歴がある。公共交通機関の乗車時以外はマスクをほぼ着用していなかった。

 ベルギー人技師は帰国するため7月29日に自費で検査を受けたところ、1日に感染が確認された。症状はなかった。現在は病院で隔離され治療を受けている。

 指揮センターは、キャバクラやホストクラブなど接待を伴う飲食店、カラオケボックス(KTV)、映画館、塾・予備校など密閉空間や娯楽施設、エレベーターではマスクを着用し、手洗い、咳(せき)エチケットを徹底するよう呼び掛けた。

累計475人に

 他の7人は、フィリピンや中米のグアテマラでの滞在歴があった。台湾籍3人、フィリピン籍3人、グアテマラ籍1人。

/date/2020/08/03/taiwan_2.jpg

 台湾での感染確認者は累計475人。このうち、輸入症例が383人、台湾での域内感染が55人、海軍の敦睦遠航訓練支隊の集団感染が36人、ベルギー人技師1人の感染経路は調査中。