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百貨店・SC業界、三倍券と夏休みで10%成長


ニュース 商業・サービス 作成日:2020年8月4日_記事番号:T00091378

百貨店・SC業界、三倍券と夏休みで10%成長

 消費刺激のための振興券「三倍券」が7月15日より使用開始となる中、台北駅近くの商業施設、京站時尚広場(Qスクエア)の柯愫吟総経理は、三倍券効果で、来店客と業績は前年同期比1割増えたと語った。三倍券などの振興券効果で、7月業績は前年同月水準に回復する見込みだ。4日付工商時報が報じた。

 統一時代百貨(ユニスタイル)台北店は、三倍券使用の優待キャンペーン開始後、来店客が2~3割、業績が3割以上増えた。▽映画館や書店などで600台湾元(約2,200円)分の消費が可能な「芸FUN券」(文化部、7月22日使用開始)▽スポーツ観戦やスポーツ用品の購入などで500元分の消費が可能な「動滋券」(教育部、8月8日使用開始)──により、業績は2割以上成長すると見込む。

 遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストアズ)はこの2週間各店で▽スポーツ・レジャー▽子供服▽家電──の業績が15%増えた。6月の連結売上高は前年並み、上半期は前年同期比6.85%減だった。

 環球購物中心(グローバルモール)は、夏休み開始2週間で来店客が1割、業績が2割成長した。父親節(父の日、8月8日)のプレゼントに適した▽高価格3C(コンピューター、通信、家電)製品▽リラックス用品▽アクセサリー──などで1割成長が見込め、館内レストランの予約は8割に達している。