ニュース 社会 作成日:2020年8月4日_記事番号:T00091384
古生物や化石に関する展示で知られる台北市中正区の国立台湾博物館(台博館)は3日、拡張現実(AR)技術を活用し、恐竜などの化石が本来の姿を取り戻して生き生きと動く様子を見ることができるサービス「台博掌上博物館」を導入した。
大人も子ども時代にタイムスリップして楽しめそうだ(台博館リリースより)
このサービスは、ARソリューションの宇萌数位科技(ARプラネット・デジタル・テクノロジー)、化石の発掘や修復、展覧会企画などを手掛ける化石先生(ミスター・フォッシル)と共同で構築した。
来館者は宇萌数位が開発したモバイルアプリ「marq+」を自分のスマートフォンやタブレット端末にインストールすれば、館内40カ所の地点で展示物に関する解説や鑑賞ポイントが画面に提示される。絶滅した古生物の化石や骨格標本18点が画面の中で生きていた当時の姿でよみがえり、動いたり、走ったり、ほえたりする様子が観察できる。
同アプリを使って台博館周辺で「宝さがし」を行い、特定のアイテムを全て集めれば博物館の屋上越しに恐竜が木の葉を食べるAR映像が見られるといった機能も用意されている。
台博館の洪世佑館長は、同館は近年、来館者が展示物をより身近に感じ、解説内容を容易に理解できるよう、科学技術を活用し、子どもたちが能動的に学習できる環境を創造していると説明した。今回のARサービスにより、博物館の解説をより多元化させ、来館者に忘れ難い経験を提供するとアピールした。
今年の夏休み、台博館は大勢の子どもたちが集まる人気スポットとなりそうだ。
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