ニュース 社会 作成日:2020年8月4日_記事番号:T00091385
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は3日、5月より台湾に滞在し、新型コロナウイルス感染が1日に確認されたベルギー人技師(第469例、20代男性)の濃厚接触者が437人に拡大したと発表した。うち328人は核酸増幅法のPCR検査で陰性を確認し、109人は検査中だ。3日より開始した血液中の抗体検査では52人の陰性が確認された。4日付蘋果日報などが報じた。
ベルギー人技師は5月3日に台湾に入境、防疫ホテルでの外出制限後、彰化県で就業し、台北市、台中市、宜蘭県などを訪問していた。帰国するため7月29日に自費で検査を受け、1日に感染が確認された。3月第2週にベルギーで味覚障害の症状を訴えていたが、台湾域内で感染した可能性もあり、感染経路を調査中だ。
指揮センターによると、PCR検査の陽性の基準はCt値35以下で、ベルギー人技師は33と34の間だった。専門家らは、Ct値35~40の間は感染の疑いがあるので、指揮センターの基準では見逃しが出ているのではないかと懸念を示した。
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