ニュース 電子 作成日:2020年8月5日_記事番号:T00091389
液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)が4日発表した第2四半期粗利益率は2.8%と、3四半期ぶりにプラスに転換した。純損益はマイナス47億7,700万台湾元(約172億円)と、第1四半期の52億6,900万元より縮小した。5日付工商時報などが報じた。
イノラックスは、新型コロナウイルスを受けた欧米でのロックダウン(都市封鎖)措置の解除、巣ごもり商機で電子製品の需要が拡大し、パネル需要が回復したと分析した。
第2四半期連結売上高は668億8,300万元で前期比32.7%増だった。営業損益はマイナス33億6,100万元で45.9%縮小した。
パネル出荷面積は741万平方メートルと前期比25.5%拡大した。平均販売価格は1平方メートル当たり287米ドルだった。
製品別では、▽スマートフォンと商用製品用、33%▽テレビ用、31%▽ノートパソコン用、23%▽モニター用、13%──だった。
サイズ別では、▽10インチ以下、25%▽10~20インチ、28%▽20~30インチ、15%▽30~40インチ、6%▽40インチ以上、26%──だった。
イノラックスは、テレビブランドメーカーが下半期の販促に向け在庫を積み増しており、テレビ用パネル需要が期待できるとした。第3四半期出荷枚数は前期比5~9%増、平均販売価格は5%上昇すると予測した。
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