ニュース 政治 作成日:2020年8月6日_記事番号:T00091417
ヒマワリ学生運動をルーツとし、立法院で3議席を保有している新興政党、時代力量は、収賄事件に関与して辞任した徐永明前主席(前立法委員)が離党を表明し、党が再び分裂の危機に直面した。6日付蘋果日報が伝えた。
徐氏が収賄事件に関与し、裁判所から保釈金80万台湾元(約290万円)で保釈されたことに関連し、党紀律委員会は徐氏に24時間以内に同委での説明を求めていた。しかし、徐氏は5日夕、突然離党を表明した。
徐氏が説明責任を果たさずに離党を表明したことに党内から不満が爆発。黄郁芬、林頴孟の両台北市議が共同で離党声明を出した。
邱主席代理は6日、離党を表明した黄郁芬、林頴孟の両台北市議の引き留めに努めると表明した(6日=中央社)
邱顕智主席代理は徐氏の離党について、「決定を尊重する」とした上で、徐氏が党員ではなくなった以上、紀律委による処分検討も行われないとの認識を示した。
こうした中、時代力量は決策委員会(政策決定委員会)の総辞職を決め、3週間以内に徐氏に代わる新主席を選出する方針を固めた。邱主席代理は「党規に従い、(新主席)任期は来年2月末までになる」と説明した。
時代力量は昨年以降、政策路線を巡り党内で対立が相次ぎ、結党メンバーの林昶佐(フレディ・リム)氏、洪慈庸氏らが次々と離党するなどして党勢が衰退していた。
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