ニュース 運輸 作成日:2020年8月7日_記事番号:T00091451
中華航空(チャイナエアライン)が6日に発表した第2四半期の純利益は24億5,900万台湾元(約88億3,000万円)と、黒字に転換した。前期は37億7,300万元の赤字だった。現時点で公表されている世界の航空会社の第2四半期決算では、貨物輸送専門の航空会社は黒字があったが、旅客輸送も手掛ける航空会社の黒字は中華航空だけだ。7日付工商時報などが報じた。
同社の第2四半期売上高は263億1,500万元だった。
同社は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、旅客機のフライトが取り消されて貨物スペースが減少したが、各国で医療物資の輸送需要が高まったため、貨物専用機の需要が大きく増加したと指摘。これに対して、貨物専用機18機をフルに稼働させたことから、貨物部門の売上高が大幅成長したと説明した。
しかし、現在の航空貨物運賃はピークだった5月の半分で、利益率が低下している。米国で新型コロナウイルス感染拡大が広がっており、市場の貨物量は増加しているため、同社は8月12日から米国向け航空貨物運賃を20~25%引き上げる。長栄航空(エバー航空)も13日に25%引き上げるが、5月の運賃水準を回復することはないとみられる。
タイガーエア台湾、増資
中華航空は同日、傘下の格安航空会社(LCC)、台湾虎航(タイガーエア台湾)に最大20億元の増資を行うことを決定した。財務体質の改善が目的だ。タイガーエア台湾は上半期の売上高が16億3,800万元で前年同期比66.6%減少した。
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