ニュース 社会 作成日:2020年8月7日_記事番号:T00091456
新型コロナウイルスの影響で海外旅行へ行けない状況が続く中、中華航空(チャイナエアライン)傘下の格安航空会社(LCC)、台湾虎航(タイガーエア台湾)は6日、桃園国際空港を出発して日本の九州上空まで飛行し、そのまま着陸せずに台湾へ折り返すフライトを運航した。乗客は飛行機で海外へ向かう気分を疑似体験した。
機内食の牛タンシチューは、やわらかく、日本風の甘めの味付けで好評だった(タイガーエア台湾フェイスブックより)
今回のフライトはタイガーエアがオンライントラベルサイト「KKday」と共同で提供したもので、台湾領空を出て、機長によるガイドを受けながら鹿児島、長崎、佐賀、福岡など九州上空を飛行する内容だ。
さらに日台間で国際航空便の通常運航が再開された後に、日本のいずれかの空港との間を往復できる航空券とセットとなっていたこともあり、今月1日午後3時に航空券の購入受け付けを開始したところ、わずか20分足らずで売り切れた。
幸運にも航空券を入手した乗客を乗せた飛行機は、6日午前10時20分に桃園空港を離陸し、そのまま北東へと向かった。やがて九州上空に到達すると、乗客は機内の窓から九州南部の海岸線や桜島などの美しい風景を空の上から楽しんだ。
気流が不安定だったため、その後予定していた福岡には行かず、機体は180度旋回してUターン。午後2時ごろ、約3時間半のフライトを終えて桃園空港に戻った。
なお今回のフライトでは、機内食として日本式焼き肉レストラン「大腕焼肉」の牛タンシチューセットやフランス産のシャンパンが提供され、乗客はLCCらしからぬ高級料理に舌鼓を打った。
そんな雰囲気も手伝ってか、男性客が飛行中の機内で恋人にプロポーズを決行し、見事成功するという一幕もあった。
つかの間の海外旅行気分を味わった乗客からは、「新型コロナウイルスの影響で出境が難しい中、今回のフライトに参加して飛行機に乗る楽しさを再発見した」と語った。
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