ニュース 政治 作成日:2020年8月10日_記事番号:T00091469
森喜朗元首相率いる日本からの訪問団11人が9日午後、7月30日に死去した李登輝元総統の弔問のため訪台した。外交部は、海外からの李元総統弔問団の第1陣で、日台間の固い友情と緊密な関係を表しており、双方が互いを重視している証しだと強調した。10日付聯合報が報じた。
森元首相(前)は、李元総統は台湾総統の経験者として、自身は日本国総理としての立場があったが、互いの人間としての友情や尊敬は一度も揺らぐことはなかったと語り、別れを惜しんだ(日本台湾交流協会リリースより)
森元首相は弔辞で「台湾と日本は自由と民主主義、人権、普遍的な価値を共有する親善関係・友好関係を築き上げた。あなた(李元総統)と私の友情は次の世代へと受け継がれ、日台関係はますます強固なものになっていくだろう」と述べ、冥福を祈った。
弔問に先立ち蔡英文総統と会談した森元首相は、今回の訪台は安倍晋三首相の意向と明かした。これに対し蔡総統は、訪台しての弔問に感謝を述べた上で、今後の日台間の新型コロナウイルス感染症に関する情報連携など医療面での関係強化への期待や、来年夏に開催が延期された東京五輪への支持を表明した。
森元首相(左)は蔡総統(右)に、自身が購入した蔡総統の似顔絵が表紙のコミック誌『ビッグコミック』を手渡した(9日=中央社)
訪問団は、同日夕方には日本への帰国の途に就いた。台湾滞在時間は約4時間だった。
森元首相に同行したのは、▽台湾との関係強化を目的とする日本の超党派議員連盟、日華議員懇談会(日華懇)会長の古屋圭司衆議院議員▽安倍晋三首相の弟の岸信夫衆議院議員──ら国会議員と、日本台湾交流協会の谷崎泰明理事長。
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