ニュース 政治 作成日:2020年8月11日_記事番号:T00091515
訪台中のアレックス・アザー米厚生長官が昨日10日に蔡英文総統と会談したことについて、中国外交部の趙立堅報道官は同日午後、米国側に対し「一つの中国の原則」と「三つの中・米コミュニケ」を厳守し、台湾とのいかなる形式での公的な往来や接触、実質的関係の引き上げを停止するよう要求した。11日付自由時報などが報じた。
声明に署名した陳時中・衛福部長(右)。アザー厚生長官(左)は、米国のWHO脱退後について問われ、別のふさわしい方式を探し他国と協力するとした上で、台湾とも参加意向について議論する考えを示した(10日=中央社)
アザー厚生長官はこれに先立つ同日午前、中国側の不満について問われ、「これは台湾のことだ」と一蹴した。新型コロナウイルスに直面する中、台湾の世界保健機関(WHO)の年次総会、世界保健総会(WHA)オブザーバー資格が剝奪されていることで、台湾の有益な経験を国際社会と関連機関に取り込むことができなくなっていると指摘。米国は台湾との相互間協力を選ぶと説明した。
高官レベルでの協力に引き上げ
同日午後に行われた、米国の対台湾窓口機関の米国在台協会(AIT)と台湾の駐米国台北経済文化代表処(TECRO)による公衆衛生分野での協力拡大の覚書(MOU)調印式に合わせ、アザー厚生長官と陳時中・衛生福利部(衛福部)長が「新型コロナウイルスを含む衛生上の課題への取り組みでの長年の協力を再確認する声明」への署名を行った。米台の公衆衛生分野での協力が高官レベルに引き上げられた。
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