ニュース 政治 作成日:2020年8月11日_記事番号:T00091518
香港警察が10日、香港紙「蘋果日報」創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏(71)、著名な民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏(23)らを国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕したことについて、台湾総統府の張惇涵報道官は「香港の民主主義と人権を侵害し続ける北京当局のやり方について、強い遺憾と非難を表明する」と述べた。11日付自由時報が報じた。
通常通り発行された11日付の香港「蘋果日報」。1面で創業者の黎氏の逮捕を大きく伝え、報道の自由を守り抜く意思を示した(11日=中央社)
張報道官はまた、台湾は香港と心を一つにして、香港住民と自由民主主義の普遍的価値を支持し、「台港服務交流弁公室」を通じ、世界の民主主義陣営のパートナーとともに香港と香港人を支えていくと表明した。
大陸委員会(陸委会)は、国安法について、「香港に萎縮効果を生む狙いのほか、中共(中国共産党)による政治洗浄、覇権拡張のツールになっている」と批判し、乱用と自由民主主義の侵害が続けば、最終的に民心の離反を招くと指摘した。
民進党は「中共と香港政府が香港の自由と人権を損ね続け、世界の民主主義国家との対立や緊張をさらに高めることは賢明ではなく、理解ができない」とし、政治的粛清ではなく、対話を行い、全ての民主活動家を速やかに釈放すべきだと訴えた。
国民党の江啓臣主席は「香港政府の行為は香港人による支持や信頼を破壊するに等しく、報道の自由は民主法治の基礎だ」などと述べ、香港の民主主義と法治に対する支持を強調した。
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