ニュース 社会 作成日:2020年8月11日_記事番号:T00091519
大型のコンサートホールを備え、音楽産業の中心地になると期待される「台北流行音楽センター」が9月5日、台北市南港区にオープンする。
台北流行音楽センター完成により、南港が台北市の東の玄関口となると見込む(台北市政府文化局リリースより)
台北流行音楽センターは、台北都市交通システム(MRT)の南港駅と昆陽駅の中間に位置する。6,000人収容可能なコンサートホール「表演庁」と、台湾の流行音楽の歴史に関する展示が行われる「文化館」、台湾音楽業界における人材育成を図る「産業区」から成る。
このうち表演庁は、プリンストン大学建築学科のジェシー・ライザー教授率いるデザイン事務所、PURアーキテクチャーが設計を手掛けた。台湾の山々を表現したという、まるで貝殻のようなギザギザ状の屋根を備える。メディアでは「人気映画『トランスフォーマー』のロボットのよう」といった感想も聞かれるほど、近未来感あふれる外観だ。
9月5日には表演庁で、こけら落としコンサート「ハイ!北流」を開催する。これまで人気女性歌手の魏如萱と徐佳瑩の出演が発表されていたが、10日に開かれた記者会見で、最後の1組として人気バンド、蘇打緑(ソーダグリーン)の別名義バンド、魚丁糸(Oaeen)が「トリ」を務めることが明らかとなった。
同コンサートは当日午後7~9時に開催し、入場料は699~1,099台湾元(約2,500~4,000円)。15日正午よりインターネットサイト、KKTIXでチケット販売(1人2枚まで)を開始する。
当日午後3~5時には、表演庁前の屋外広場で無料コンサートも計画している。台湾のグラミー賞と呼ばれる音楽賞、金曲奨(ゴールデン・メロディー・アワード)で昨年、最優秀新人賞を受賞した林愷倫(Karencici)やYouTube(ユーチューブ)で話題の文慧如、今年の金曲奨で4部門を受賞したバンド、告五人など新世代ミュージシャンが数多く出演する予定だ。
台北流行音楽センターは今後、大物アーティストによるコンサートなど大型の音楽イベントが実施される見通しだ。大勢の若者が集まる新たなランドマークとなりそうだ。
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