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銀行の海外拠点、上半期34%減益


ニュース 金融 作成日:2020年8月12日_記事番号:T00091521

銀行の海外拠点、上半期34%減益

 金融監督管理委員会(金管会)の11日発表によると、台湾資本の銀行の海外拠点で上半期に得られた税引き前利益は252億3,000万台湾元(約910億円)で、前年同期比34%減少した。新型コロナウイルス感染症流行、香港の政治的混乱などの影響を受けた。12日付経済日報が報じた。

 日本の拠点の税引き前利益は6億9,000万元と前年同期比73.5%減少し、過去8年で最低となった。減少幅は国・地域別で最大だった。東京五輪の開催延期などが響いた。

 香港の拠点の税引き前利益は150億9,000万元と前年同期比26.3%減少し、同期として過去4年ぶりのマイナス成長となった。「逃亡犯条例」改正案や国家安全維持法(国安法)を巡る混乱などが影響した。

 新南向政策の対象18カ国の拠点の税引き前利益は計25億3,000万元と前年同期比61.9%減少した。このうちシンガポールはマイナス14億2,000万元で初の赤字となった。