ニュース 農林水産 作成日:2020年8月12日_記事番号:T00091523
農業県として知られる雲林県政府は、同県産の農産物の流通に、新北市瑞芳区にある台湾最大のコールドチェーン物流センター、永聯物流開発(アリー・ロジスティック・プロパティー)の物流共和国(ロジスティック・レパブリック)台北園区を活用することを決めた。同センターの運搬用パレット1万1,000枚のうち、雲林県が1,500枚を使用する。12日付聯合報が報じた。
張雲林県長(前右2)が11日、物流共和国台北園区を視察した(同県政府リリースより)
品質や賞味期限が重要となる農産物の流通はコールドチェーン物流体系の構築が鍵を握る。台湾では近年、官民を挙げて同体系の整備が進められている。
物流共和国台北園区について張麗善・雲林県長は、同県の農産物の北部における流通拠点となり、最も早く、効率的に消費者の食卓に届けることができると指摘。基隆港が近く、輸出に向けても消費地までの距離を縮めることができると強調した。
この他、行政院農業委員会(農委会)は、開発中の▽桃園農業物流園区▽彰南高科技農業産業園区▽屏東農業生物科技園区──を北部、中部、南部をつなぐコールドチェーン物流センターとして活用する計画だ。屏東の物流センターは来年中にも完成する予定だ。
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