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中華航空、業績回復に「フェニックス」計画


ニュース 運輸 作成日:2008年7月29日_記事番号:T00009153

中華航空、業績回復に「フェニックス」計画

 
 今月10日に就任したばかりの魏幸雄中華航空董事長は、省エネにより支出を60億台湾元(約212億円)削減することで損益均衡を目指す、「フェニックス」計画を推し進める考えだ。この計画は従来進めていた省エネ計画の規模をさらに拡大するほか、「サービス品質を下げない」、「安全に影響を及ぼさない」、「従業員の権益を損なわない」を4原則とする。29日付工商時報が報じた。

 航空燃料価格高騰により上半期60億元の損失を計上した中華航空は、第3四半期に入り、燃料消費の激しい赤字路線は減便または運航停止、利益の出ている路線では増便または大型機を導入するなど、大幅な調整を行っている。

 9月1日には新たな運航スケジュールが発表される見通しだ。損失が深刻なバンクーバー、ニューヨーク、ロサンゼルス行きの各便は減便、シアトル行きは運航中止となる。一方、利益を上げているグアム、バリ島、中台直航便では大型機を導入し、韓国、日本の各航線、香港線は定期便およびチャーター便が増便となるとみられる。