ニュース 電子 作成日:2020年8月12日_記事番号:T00091530
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)が11日発表した第2四半期の純利益は32億9,500万台湾元(約120億円)で前期比40.2%増え、前年同期の2.37倍に増加した。新型コロナウイルス感染症の流行を受けた巣ごもり消費でノートパソコン、タブレット端末、ネットワーク製品向け受動部品の需要が急増し、チップ抵抗器、積層セラミックコンデンサー(MLCC)を値上げしたことが要因だ。12日付経済日報が報じた。
第2四半期の連結売上高は134億7,000万元で前期比34.4%増加、前年同期比40.6%増加した。粗利益率は44.3%で、前期比4ポイント上昇、前年同期比11.7ポイント上昇した。営業利益率は32.1%で、前期比6.5ポイント上昇、前年同期比14.9ポイント上昇した。上半期の連結売上高は234億9,300万元で前年同期比12%増。純利益は56億4,500万元で43%増だった。
ヤゲオは第3四半期について、世界の新型コロナウイルス感染症流行の見通しは不透明だが、中国工場の稼働率が改善していると指摘。今後は▽第5世代移動通信(5G)▽車載▽産業▽航空宇宙▽医療──用などハイエンド製品に注力すると説明した。
チリシンも純利益2倍
ヤゲオ傘下のインダクター大手、奇力新電子(チリシン・エレクトロニクス)の第2四半期売上高は44億9,800万元で前期比24.3%増、前年同期比11.9%増。純利益は5億9,600万元で前期の2.27倍、前年同期比93.6%増だった。
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