三商家購（シンプルマート・リテール）が展開するスーパーマーケット、美廉社（シンプルマート）は11日、既存の250店舗を改装するほか、南部への出店を強化し、23年までに店舗数を1,300店まで増やすと表明した。12日付経済日報などが報じた。
同社は来年末までに、2006～10年にオープンし、業績が低迷している250店舗の改装を行う。来店客数２％増加を見込む。邱光隆総経理は、07年にオープンした三重慈愛店（新北市三重区）で初の改装を実施し、重複商品を削減したり、総菜エリアを拡大、飲食スペースを設置したりしたところ、６月の粗利益が前年同月比10.4％増加したと説明した。
今年７月末時点の店舗数は744店。台北市、新北市、基隆市が415店、桃園市が145店に対し、中部は99店、南部は85店にとどまる。邱総経理は、南部は出店の余地があり、▽住宅街の中心▽住宅地に近い観光地▽大学などの周辺──に出店すると説明した。
同社が11日発表した上半期連結売上高は64億8,000万台湾元（約230億円）で、前年同期比9.9％増だった。純利益は6,940万元で、4.35倍に増えた。
