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軍事演習の情報漏えい疑い、陸軍中佐の身柄拘束


ニュース 政治 作成日:2020年8月13日_記事番号:T00091547

軍事演習の情報漏えい疑い、陸軍中佐の身柄拘束

 7月13~17日に行われた台湾軍による軍事演習「漢光36号」の期間中、陸軍第8軍団に所属する中校(中佐)情報官が、違法に持ち込んだスマートフォンで演習の作戦計画や兵器に関わる機密情報を撮影後、スマホを離島の金門に郵送し、金門から海運航路「小三通」経由で中国に輸送しようとしているところを、軍と検察の合同チームが阻止していたことが明らかになった。13日付自由時報などが報じた。

 中校情報官は7月20日に金門で収監された。機密情報を中国側に売り渡すつもりだったとみられ、検察が中国共産党との関連の有無を調べている。

 国防部は12日、機密情報の漏えいを防ぐことができたと説明。中国共産党の手口は日々新しくなっており、今後も人員の調査と機密情報の保護を強化して、国家全体の安全を確保すると表明した。

 台湾の現役軍人による機密情報漏えいの疑いが明らかになるのは今月2回目。今月初めには、陸軍第6軍団に所属する戦車副車長が、インターネットで軍機の情報を販売していた疑いで送検されたと伝えられていた。