ニュース 社会 作成日:2020年8月13日_記事番号:T00091550
ペットボトルは製造に大量の原油や水が使用され、大気や水の汚染につながるとして、使用を減らそうという動きが世界的に広まっている。行政院環境保護署(環保署)は12日、マイボトルに飲料水を無料で補充できる給水スポット設置場所が分かるアプリをリリースした。
「奉茶站」には、飲料水だけでなく茶が提供されるスポットも登録されている(環保署リリースより)
環保署がリリースしたアプリ「奉茶Water refill map」は、モバイル端末を通じて公共機関内など全土6,000カ所に開設された、無料の給水スポット「奉茶站」の位置が分かるというもの。民間企業、CircuPlusと共同で開発した。
利用するごとにポイント「緑点」が加算され、集めたポイントを指定商品と交換したり、エコツーリズム関連の支払いに充てたりすることができる。
環境保護団体は、奉茶站6,000カ所は台北市と新北市に集中していると指摘。これに対し環保署は、年内に1万1,000カ所余りに増やし、台湾全土のコンビニエンスストアの店舗数と同水準を目指すと表明した。
市民の一部からは、水質の安全が保証されていなければ利用するのは怖いとの声が上がった。これに対し環保署は、政府機関の設置が多く、検査を定期的に実施していると強調。水質に問題があるとの通報があれば、すぐにアプリから一時削除し、改善すると説明した。
環保署の統計によると、台湾では毎年ペットボトル入り飲料水が約10億本生産されている。地球5.7周分だ。飲料水以外のペットボトル飲料を加えるとさらに多い。奉茶站の設置箇所増加で、コンビニで買うより便利になれば、マイボトルの利用も進みそうだ。
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