ニュース 電子 作成日:2020年8月13日_記事番号:T00091553
ノートパソコン受託生産大手、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の翁宗斌総経理は12日、▽中央演算処理装置(CPU)▽電源管理IC(PMIC、パワーマネジメントIC)▽パネル関連──など電子部品の供給不足は、第3四半期に約15~20%へと拡大すると予測した。新型コロナウイルス感染症流行に伴うPC需要拡大を受け、半導体の8インチウエハー工場の生産能力では追い付かず、第2四半期後半に顕在化した供給逼迫(ひっぱく)が第3四半期はさらに深刻化すると予測されている。13日付自由時報などが報じた。
翁総経理は、部品欠品の影響で、同社の第3四半期PC出荷台数は前期比で10%以下の減少と予測した。下半期中に欠品が解消する可能性は低いとみている。
ノートPC受託生産大手、英業達(インベンテック)の巫永財総経理は、PMICやCPUで欠品が見られ、確保に日々奔走していると明かした。
供給改善、来年Q1~2か
PCブランド大手、華碩電脳(ASUS)の胡書賓共同執行長は同日、パネル用ドライバICの供給逼迫が下半期パネル供給を左右すると指摘した。PMICや一部ロジックICも8インチ工場で生産されており、12インチ工場での一部生産を検討しているものの、移行には約半年かかるため、供給状況の改善は来年第1四半期から第2四半期になるとの見通しを示した。
胡共同執行長は、CPUではインテルのローエンド製品やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)のミドル~ハイエンド製品で欠品が見られると明かした。
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