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複合材料大手の永湖集団、台中工場新設に23億元


ニュース 石油・化学 作成日:2020年8月14日_記事番号:T00091572

複合材料大手の永湖集団、台中工場新設に23億元

 自転車など向け複合材料大手、永湖集団は13日、台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資促進プラン「歓迎台商回台投資行動方案」による23億台湾元(約84億円)以上の投資計画が、経済部主導の投資台湾事務所(インベスト台湾)に承認された。台中市豊原区にハイエンドのカーボンファイバーシートを生産するスマート工場や自転車部品の生産・物流センターを建設し、200件の就業機会を生み出す見込みだ。14日付工商時報が報じた。

 同社製品のうち米国向け輸出が50%、欧州向けが40%を占める。米自転車大手、トレックなどに供給している。主要生産拠点は中国広東省東莞市にあり、米中貿易戦争により現地の自転車サプライチェーンが打撃を受けたため、自転車産業の集積地である台湾中部へのUターン投資を決めた。また長期的には、炭素繊維複合素材の▽工業部品▽医療器材▽自動車▽運動用品──などへの応用も見込む。

 同プランの承認企業数は累計197社、承認額は累計7,834億元になった。就業機会6万4,540件の創出が見込まれる。