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ASMLが台南にEUV拠点、TSMC南科工場を支援


ニュース 電子 作成日:2020年8月17日_記事番号:T00091594

ASMLが台南にEUV拠点、TSMC南科工場を支援

 極端紫外線(EUV)露光(リソグラフィー)装置を唯一供給するオランダのASMLは、台南市にEUV世界技術育成センターを設置すると発表した。南部科学園区(南科)で先進プロセスの工場拡張を進めるファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)を支援する。17日付電子時報が報じた。

 TSMCは下半期に5ナノメートル製造プロセスによる生産を手掛ける南科Fab18工場で、エンジニアを3,000~4,000人へと以前の2,000人から増員した。3ナノプロセスの生産ライン設置も急いでいる。同工場の5ナノ、3ナノプロセスに対する投資額は約500億米ドルに上る見通しだ。

 業界関係者は、TSMCが7ナノ以降のEUVプロセスの生産能力を拡充する中、EUV技術の人材、関連設備の調達やアフターサービスの需要が大幅に高まっており、ASMLが大口顧客のTSMCの拠点近くで支援するのは必要かつ想定内だと指摘した。