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三井ガーデンホテル台北忠孝プレオープン、24年までに台北市で2軒計画


ニュース 商業・サービス 作成日:2020年8月18日_記事番号:T00091642

三井ガーデンホテル台北忠孝プレオープン、24年までに台北市で2軒計画

 三井ガーデンホテル初の海外ホテル「和苑三井花園飯店台北忠孝(MGH三井ガーデンホテル台北忠孝)」が18日、台北都市交通システム(MRT)忠孝新生駅前でプレオープンした。将来的には客室稼働率80%を目指す。2022年に台北市中山区に「中山忠孝(仮称)」、24年に台北松山空港近くに「敦化北路(仮称)」を開業する予定だ。

/date/2020/08/18/11mitsui_2.jpg下町董事長(右3)は、台湾で今後培うノウハウを日本や世界のホテル事業に還元していきたいと語った(YSN)

 台湾三井不動産の下町一朗董事長は、新型コロナウイルス対策で外国人観光客の入境が制限されているが、長期的な台湾ホテル市場を好感し、台湾居住者に向けて先行オープンしたと説明した。グランドオープンの日程は未定。メインターゲットの日本など海外からの観光客が自由に入境できるようになったタイミングで決定する。

/date/2020/08/18/11mitsui2_2.jpg最上階17階の大浴場から台北市内の街並みが展望できる(YSN)

コンセプトルーム、台湾人にも人気

 客室数は297室、当面の平均客室単価は3,000台湾元(約1万1,000円)で、将来的には5,000元を目指す。うち台湾をイメージしたコンセプトルーム3室▽非日常の美しい情景が広がる「九份」▽古都台南の街並みを再現した「故郷」▽南国フルーツがモチーフの「スイーツ」──は平均客室単価4,000~5,000元とする。「スイーツ」は台湾人にも人気だ。

 客室天井高は平均3.2メートル、大開口窓ガラス(一部客室を除く)と開放感のある設計で、仕事や観光で疲れて部屋に戻った後も心地よく過ごせそうだ。最上階17階の大浴場は宿泊客専用だが、今後の日帰り入浴プラン導入も検討している。

/date/2020/08/18/11mitsui3_2.jpg日本人観光客にも人気のナイロン製買い物バッグ「漁師網バッグ」を客室に用意。大浴場に行く際に利用できる(YSN)

 2階の宿泊客専用ラウンジでは、常時ドリンクとスナックを提供する。間仕切りにより会議室としても利用できる。

朝食ビュッフェ495元

 1階の館内レストラン「JAPOLI」は宿泊客以外も利用可能。朝食ビュッフェはオープン記念495元(通常600元、別途サービス料10%)。台湾の数多くの有名店舗のメニュー開発に20年間携わるアドバイザー、稲村健司氏が監修したメニューで、担仔麺や魯肉飯、台湾式おかゆ、蛋餅など台湾式朝食のほか、日本料理も充実している。

 ランチ・ディナーは、30種類以上から選べるピザ、パスタ、豊富な前菜やメインディッシュを取りそろえる。世界各国のワイン30種類以上や日本メーカーの生ビールなども楽しめる。