トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は18日、輸入高級車ブランドのレクサスの2020年販売目標を２万2,000台へと引き上げると表明した。過去最高を目指す。19日付工商時報などが報じた。
頼光雄レクサス本部長によると、レクサスの１～７月の販売台数は前年同期比11.2％増の１万4,000台で、高級車市場シェア27.8％と首位だった。新型最上級ミニバン「ＬＭ」の販売が従来予想を上回り、７月に早くも通年目標の700台を達成した。欧州ブランドの納車が、新型コロナウイルス感染拡大による工場の操業停止で遅れたことも要因だ。
和泰汽車は、近年の新車販売の急増に対応するため、２年以内に台湾全土24カ所のレクサス販売拠点をアップグレードすると表明した。今年は台中市の「レクサス北台中」などの新規オープンを含め、ディーラーと共同で20億台湾元（約72億円）以上を投資する。
