ニュース 社会 作成日:2020年8月20日_記事番号:T00091679
米国から帰省した彰化県の10代男性(第485例)が無症状にもかかわらず新型コロナウイルス感染が確認されたことで、彰化県衛生局が高リスク群にスクリーニング検査を実施していたことが明らかになった。中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は19日、14日間の外出制限「居家検疫」で症状があれば衛生当局に連絡して公費で検査を受けられるが、無症状であれば公費の検査対象ではないと語った。20日付自由時報が報じた。
王恵美彰化県長(前左4、国民党)は19日、調査が必要なら行い、問題があれば責任を取ると語り、葉衛生局長(前左5)ら衛生局を励ました(19日=中央社)
10代男性(第485例)は5日に帰台し、15日に感染が判明した。陳部長は、居家検疫の期間中は外出できないのに、無症状にもかかわらず、病院で検査を受けたと聞いて、疑問を感じていたと話した。
4カ月で1500件
彰化県衛生局の葉彦伯局長は、欧米など高リスクの国・地域からの入境者に対し症状の有無は問わず、同意を得て検査を行っており、4カ月余りで約1,500件の検査で感染確認は1件だったと話した。検査費用は、病院が中央政府に申請しており、中央政府から病院への給付は1件当たり3,000台湾元(約1万800円)、総額は約450万元と説明した。
彰化県衛生局は、調査、通報、モニタリングは地方政府の権限で、中央政府は入力データを閲覧できると説明したが、陳部長は「私の知る限りは存在しない」と述べた。
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