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ASMLのEUV拠点、南科で稼働


ニュース 電子 作成日:2020年8月21日_記事番号:T00091694

ASMLのEUV拠点、南科で稼働

 オランダの半導体製造装置大手、ASMLは20日、南部科学園区(南科)でグローバル極端紫外線(EUV)トレーニングセンターを稼働した。同社のEUV露光(リソグラフィー)装置を採用するファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)などアジアの顧客に対する技術支援を行う。21日付工商時報が報じた。

 TSMCは5ナノメートル製造プロセスによる生産を手掛ける南科Fab18工場や、7ナノプロセス強化版(7ナノプラス)、6ナノプロセスなどによる生産を手掛ける中部科学園区(中科)のFab15工場、新竹科学園区(竹科)のFab12工場でEUV露光装置を採用している。3ナノプロセスの生産ライン設置も進める南科Fab18工場では既にEUV露光装置18台を導入しており、TSMCはEUV技術を使った生産能力で世界最大を誇る。

 TSMCは今後数年間は5、3ナノなど先進プロセスの旺盛な需要が続くとみて、今年の設備投資額を160億~170億米ドルへ引き上げており、今後もEUV露光装置の調達を増やすとみられている。