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豊興鋼鉄の鉄筋価格、週半ばに300元値上げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2020年8月21日_記事番号:T00091699

豊興鋼鉄の鉄筋価格、週半ばに300元値上げ

 電炉メーカー大手の豊興鋼鉄は20日、台湾域内向け鉄筋価格を1トン当たり1万5,300台湾元(約5万5,000円)へと300元(約2%)引き上げた。今年に入って週半ばでの引き上げは異例だ。原料の国際鉄スクラップ価格上昇や、台湾での天気回復による工事用需要増加のためで、同社は今後の再度値上げもあり得るとしている。21日付工商時報が報じた。

 17日時点で、米国のコンテナ鉄スクラップ原料は1トン当たり262米ドルと前週比10米ドル上昇、日本の鉄スクラップ原料は280米ドルと13米ドル上昇していたが、同社は台湾での雨天による出荷量減少のため価格を据え置いていた。日本の鉄スクラップ原料はその後も上昇し、290米ドルも伝えられる。鉄筋大手の▽東和鋼鉄企業(東鋼)▽威致鋼鉄工業▽海光企業──などの追随が予想されている。

 一方、豊興鋼鉄は20日、形鋼の価格は1トン当たり2万100元、鉄スクラップ買い取り価格は7,300元と、いずれも据え置いた。