ニュース 政治 作成日:2020年8月21日_記事番号:T00091708
総統府は20日、対中窓口機関、海峡交流基金会(海基会)の李大維董事長が総統府秘書長に異動したことを受け、海基会の董事長代理に許勝雄副董事長(76)、副董事長兼秘書長に詹志宏・総統弁公室主任を充てる人事を発表した。21日付聯合報が伝えた。
許氏は財界出身。金仁宝集団董事長のほか、三三企業交流会理事長、中華民国全国工業総会(工総、CNFI)名誉理事長、台湾区電機電子工業同業公会栄誉理事長、台北市進出口商業同業公会名誉理事長など経済団体で多くの肩書も持つ。
消息筋は「藍緑(民進党と国民党)の協力、両岸(中台)和解というシグナルを発したものだ」と説明した。
許氏は「短期間の代行にすぎず、特に任務は与えられていない。単純に事務を適正にこなしたい」と述べ、後任董事長が2~3カ月以内に決まるとの見通しを示した。
許氏の董事長代理としての任期は11月3日までで、そのまま正式に董事長に就任するとの観測もある。この他、董事長ポストには台湾積体電路製造(TSMC)の創業者、張忠謀(モリス・チャン)氏、宏碁(エイサー)創業者の施振栄(スタン・シー)氏の名前も挙がっている。ただ、張氏については、米国籍であるため、中台問題を複雑化しかねないとする慎重論があるという。
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