ニュース 電子 作成日:2020年8月24日_記事番号:T00091718
市場調査会社、インフォーマ傘下のオムディア(旧IHSマークイットのテクノロジー部門)によると、サムスン電子がタブレット端末「ギャラクシータブ」ハイエンド機種に8.9インチのミニ発光ダイオード(LED)バックライトディスプレイを採用する計画だ。液晶パネル大手、友達光電(AUO)と中国・京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)がサムスン電子にサンプルを送付したようだ。AUOはミニLEDバックライトを採用したゲーム用(ゲーミング)ノートパソコン向けディスプレイとモニター量産の経験があるため、受注に有利とみられている。24日付工商時報が報じた。
オムディアの謝勤益(デビッド・シェイ)ディスプレイ部門資深研究総監は、開発段階にあるミニLEDバックライトパネルのコストは300米ドル以上と、一般的な12.9インチのタブレット端末用パネルの約44米ドル、有機EL(OLED)パネルの76米ドルに比べ高額だが、参入企業が多く、今後大きく下がる可能性があると指摘。またミニLEDは画質や色彩が有機ELに劣らないため、アップルが来年発売予定とされるミニLEDバックライトパネル採用のタブレット端末「iPad Pro」の発売後に普及が加速すると予測した。
AUOはミニLEDバックライト採用のゲーミングモニターを昨年発表したほか、今年は17.3インチのゲーミングノートPC向けディスプレイを量産開始した。同社は、今年下半期はさらに多くの製品をリリースする予定で、来年にかけてラインアップを拡充すると表明した。
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