ニュース 社会 作成日:2020年8月25日_記事番号:T00091750
台南市政府衛生局は24日、黄偉哲台南市長(民進党)に対し、マスク未着用で罰金3,000台湾元(約1万1,000円)を科した。台湾で初めてのマスク未着用に対する罰金処分だ。25日付聯合報が報じた。
黄台南市長は24日午前、コンビニエンスストアで罰金を納付した(台南市政府リリースより)
黄台南市長は23日、同市東区の小学校、崇学国民小学の屋内の祖父母イベントに参加し、授賞の記念撮影でマスクを外したまま、新型コロナウイルス感染防止のための社会的距離(ソーシャルディスタンス)を確保せずに、小学生や高齢者と交流した。これに不満を抱いた保護者が録画した上で通報し、衛生局が処分を下した。
黄台南市長は罰金を納付し、「3,000元払ったので、テンションが下がった」とジョークを交えつつ、市長も例外はなく罰金を食らうので、皆で規定通りマスクを着用しようと呼び掛けた。
台南市政府は2週間の周知期間を経て17日より、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)が指定した8種類の場所でのマスク未着用の注意に従わなければ、罰金3,000~1万5,000元を科すと発表していた。
8種類の場所は、▽医療機関や人の密集する組織▽公共交通機関の乗り場、社会的距離を確保できない同車内▽百貨店、量販店、伝統市場、夜市(ナイトマーケット)などの売り場▽塾、予備校などの教育学習場所▽映画館、コンサートホール、体育館、子どもの遊び場▽キャバクラ・ホストクラブ、舞踏ホール、ナイトクラブ、バー、カラオケボックス(KTV)、遊技場などの娯楽場所▽宗教活動の場▽大型の活動──。
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