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小売業7月売上高2.5%増、三倍券効果でプラス転換【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2020年8月25日_記事番号:T00091753

小売業7月売上高2.5%増、三倍券効果でプラス転換【図】

 経済部統計処の24日発表によると、小売業の7月売上高は前月比9.1%増、前年同月比2.5%増の3,351億台湾元(約1兆2,000億円)で、同月の過去最高だった。新型コロナウイルス感染症の流行後、初めて前年を上回った。統計処の黄偉傑副処長は、消費刺激のための政府の振興券「三倍券」の効果と指摘し、三倍券の期限である年内は売上高が増加すると予測した。25日付自由時報などが報じた。

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 小売業のうち、総合商品小売業の売上高は前月比12.6%増、前年同月比7.2%増の1,126億元で、同月の過去最高だった。うち、百貨店は285億元で前年同月比10.3%増、1月以来のプラス成長だった。コンビニエンスストアは354億元で21.3%増、2000年1月以来で最大の増加幅だった。量販店は193億元で8.1%増、スーパーマーケットは192億元で6.6%増だった。一方、その他(免税店など)は102億元で28%減だった。

 無店舗小売業の売上高は前月比3.2%増、前年同月比14%増の266億元で、同月の過去最高だった。うち、電子ショッピング・通信販売業は190億元で、前年同月比16.4%増だった。

飲食業と卸売業は微減

 飲食業の7月売上高は689億元で、前月比8.1%増、前年同月比0.7%減だった。うち、▽レストラン業、582億元(前年同月比1%増)▽飲料店業、86億元(0.5%増)──はプラス成長だった。一方、ケータリング業は22億元で33.3%減だった。航空機の機内食向け売上高減少が原因だ。

 卸売業の7月売上高は8,993億元で、前月比7.6%増、前年同月比0.7%減だった。うち、自動車・バイク卸売業は前年同月比10%減だった。海外での工場稼働停止により、輸入車の供給が滞った。