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7月景況感指数、主要3産業の大幅上昇続く


ニュース その他分野 作成日:2020年8月26日_記事番号:T00091767

7月景況感指数、主要3産業の大幅上昇続く

 台湾経済研究院(台経院、TIER)が25日発表した景気動向調査によると、7月の営業気候観測指数は、製造業で96.32ポイント(前月修正値比5.9ポイント上昇)と年初来最高、サービス業で95.14ポイント(3.24ポイント上昇)と2019年6月以来の最高、建設業で108.43ポイント(8.9ポイント上昇)と11年7月以来の最高で、6月に続き大幅に成長した。26日付工商時報が報じた。

 台経院の張建一院長は、欧米で封鎖措置が解除され経済活動が正常に戻りつつあり、海外顧客が延期していた発注を開始したため、7月は従来型産業の輸出、輸出受注、生産がいずれも6月を上回り、電子業は成長著しかったと説明した。

 サービス業は、▽夏休みのレジャー期▽域内旅行市場の好調▽消費刺激のための政府の振興券「三倍券」利用開始──などによって消費が回復した。

 建設業について、張院長は▽住宅ローンの低利率▽域内の潤沢な余剰資金▽台商(海外で事業展開する台湾系企業)の土地・住宅購入▽香港市民の不動産購入──などがけん引していると指摘し、不動産購入希望者は価格が下がることを望んでいるが、下がらない状況だと述べた。